17歳と156ヶ月でした。
これまでの私といふものは過去を振り返ることを潔しとせず、ひたすら
前のめりに前進し続けることを信条としており、同窓会に参加することを
拒否してきた。決して呼ばれなかったからではない。
齢30を迎えるにあたり(17歳教の計算方法だと分かりにくいので換算)、
過去から積み上げてきたものを見直してみるには良いタイミングだという
考えもあり、渋々ながら参加することにした。
さて、中学生の頃の私は品行方正を具現化したが如くの振る舞いであった
ため、当ブログの内容を目の当たりにしている方々からすると多少なりとも
懐疑的になり得るかもしれない。またその逆もしかり。私の現状を顔本なる
所で、黒猫さんのビッグタオルを購入して喜んでいる姿を見て「お前は
何を言っているんだ(AA略」というツッコミを受けるのも致し方ないのである。
そのような私の掴み所無き悩みを抜きにしても、鉄道フェスティヴァルと
仕事という二面作戦を余儀なくされて、1次会は事前にパスをした。鉄道
むすめなる鉄道業界の未来を無視するわけにもいかず、E6系のデビューを
心底楽しみにしているため、私が鉄道フェスティヴァルへ向かうのは
最優先事項よ!というものである。
ここで唐突に2次会会場へ話は飛ぶ。戦利品の話はここでは瑣末である。
会場内で辺りを見回すにつけ、私が覚えるのは圧倒的なアウェー感。
平日に新橋の真昼間から、ゆかりん王国の法被を着て練り歩いている
ようなものだ。決して、ゆかりん王国の方々を卑下しているわけではない
ことを付け加えておく。一応の社会人として、なんとかビジネスライクでなら
耐えられるとは思うが、プライベートであのような和気藹々とした空気は
窒息してしまう。なんとか隅っこの澱んだ空気を見つけると、大体私にとって
居心地の良い場所なのである。ただし、スト魔女の話を開陳してドン引き
されたことも付記しておく。
かくの如き体験の教訓は、陸に棲むものは陸に、海に棲むものは海に
棲み分けられるべきであるということだ。陸と海を行き来できるものに
私はなれそうも無いのである。そして海の中でも幾つもの層があるという
ことを強く認識するべきなのである。
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