2007年8月6日月曜日

MARILLION『FUGAZI』

こちらを本家にしても良いかな、と思っている。

・CDインプレ
MARILLION『FUGAZI』








MARILLIONの2nd。
ドラムがイアン・モズレーに交代。このドラム交代はバンドに躍動感と
安定感を与えている。それを土台にして、ギターとシンセがアルバム全編に
渡って張り切っているのだが、悲しいかな、FISHのエキセントリックな
ヴォーカルに隠れてしまっている。

前半4曲には伝統的ブリティッシュ・ロックを継承した音楽(ハード・
ロック的だったり、いわゆるプログレ的な音楽)を配していて、後半3曲は
ネオ・プログレ的というか、バンドの方向性を示しているようだ。前後半から
1曲ずつピックアップするなら、「Emerald Lies」と「Incubus」の2曲。

「Emerald Lies」
淡々としたヴォーカルから始まるが、感情の高まりと共にヴォーカルに怒りが
入る。曲の展開もそれに合わせるように動と静のコントラストさせていく。

「Incubus」
他の曲よりはヴォーカルのアクが抑え気味で、情感たっぷりに歌われている
ことと、スティーヴ・ロザリーのエモーショナルなギターソロが見事。

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