2008年2月13日水曜日

WOLVES IN THE THRONE ROOM『TWO HUNTERS』

・ヤマダ電機のポイントでAKB48のベスト盤をゲット
この手のポイントでは、現金を払ってまでは欲しくないけど、何となく
気になっているものに使うことにしている。で、そのポジションにあった
AKB48『SET LIST~グレイテストソングス 2006-2007~(通常盤)』を
手に入れた。

アイドル系で、ムダに演奏力の高いバンドとか出てこないかな、と
考えていた。フラミンゴの如く片足を上げてフルートを吹いたり、
キーボードに馬乗りして弾いてみたり。花のかぶりものをしてTVに
出演すれば話題にはなるのではないか。あぁ、演奏力とは全く関係
ないな。で、メンバをいたずらに増やすくらいなら、技巧派アイドル・
ポップを育ててみたらどうだろうか。BON-BON BLANCOは、その
範疇にあったと思う。

この集まりのウリは何なのかがよく分からなかった。傍から見ていると
ファン固定層(≒ヲタ)がキッチリ金を落とすシステムだけは確立されて
いるように思う。ロバート・フリップとクリヲタの構図とだいたい一緒なの
だが、新曲が出るだけマシなのか、五十歩百歩と表現するべきなのか。

・CDインプレ
WOLVES IN THE THRONE ROOM『TWO HUNTERS』











US産のブラック・メタルで、バンドの2ndアルバム。
僕自身、ブラック・メタルは初挑戦なので、よく分からない。噂に聞く
ところでは、バンド間で殺人事件が起きたり、教会に火をつけたとか
なんとか。『アストロ球団』もどうかという展開が繰り広げられている
あたり、日本は平和でよかったなぁ、と思うのです。このバンドを知った
のはamazonからのメールで、3年間くらい送りつけられてきて、初めて
役に立った。

コープス・ペイントとかトレモロ・リフとか、そういった表面的な話でなく、
本質的なブラック・メタルとは、失われてしまった何かを語るための寓話
としての音楽、なのだそうだ。

あまりに重そうなイメージしかなかったので敬遠していたが、聴けば
聴くほどプログレッシヴな精神に溢れている。曲も長めだし(4曲入りで
46分)。
でもただ長いだけでなく、よく練られた曲展開で、何よりも曲が
カッコイイ。
個人的には大当たりで、2007年発売のアルバムでは
ベスト3に入る。

0 件のコメント: