2008年8月11日月曜日

CAMEL『THE SNOW GOOSE』

・夏休み3日目の動き
実家でぬこと戯れただけ。

・CDインプレ
CAMEL『THE SNOW GOOSE』











ポール・ギャリコ原作『THE SNOW GOOSE』にインスパイアされた
CAMELの3rd。
僕も色々なバンドの音楽を聴いてきているワケだけど、傾向として
オリジナリティのあるバンドが好きなのです。それ故、実験精神に
富んだプログレ系に嵌ったのは極自然な流れなのだけども、個人的には
これにポップなセンスが加わると完璧なのです(ちょっとベタだけど)。
で。そういうバンドというのは、イタリアに特に多い気がしていて、
例としてBANCO DEL MUTUO SOCCORSOやNEW TROLLSあたりを
挙げて
おきます。

前フリが長くなってしまったけど、叙情派プログレとして名を馳せる
CAMELは僕の中でトップ5に入る位に好きなバンドなのです。少なくとも
僕が聴いた1st~4thまではどれも傑作だと確信しています。音像は
Andrew Latimerの柔らかな音色のギターやフルートと、Peter Bardensの
鍵盤が複雑に絡み合いつつ、時としてハード・ロック的な側面を見せるが
ファンタジックな世界観を提示してくる。

原作の世界観を損なうことなく、卓越した演奏と良質な曲群で物語が
語られていく(歌詞無しなので、演奏だけでだが)。個人的ハイライトは
M-10「Flight Of The Snow Goose」である。溜めに溜めて放たれる
ギターの音色が、Snow Gooseが飛び立つ姿を彷彿とさせる。この
アルバムを気に入ったら、原作を読んでみることもオススメする。

・今日のプレイリスト
John Wesley『SHIVER』

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