2007年10月3日水曜日

JETHRO TULL『THICK AS A BRICK』

・明日こそは
ライヴレポが書けますように。

・CDインプレ
JETHRO TULL『THICK AS A BRICK』











JETHRO TULLの5th。
『AQUALUNG』がコンセプト・アルバムであるという批評に対して、
えらくご不満だったイアン・アンダーソンが「じゃあ、コンセプト
アルバムをでっちあげゆ!」と言ったかどうかは定かではありませんが
ジャケ絵として使われている新聞記事中の少年をコンセプトとした作品
となっています。しかし、この新聞そのものがアンダーソンの創作に
過ぎない、というエスプリの効いたアルバムです。

長い曲(20分)が2つ収録されているだけで敬遠されそうですが、どこを
切っても聴き所なのです。アンダーソンの玄妙なフルート、高速での
ユニゾン、時にはハードに時にはメロウに展開される曲の構成力等
挙げればキリがありません。個々の演奏能力の高さはさることながら
バンドとしての演奏のまとまり方が異常に優れている。高い文学性とか
正直二の次の話が前面に出てくるからあまり日本で人気が無いのでは、
とか思う。小難しそうとか、そのようなくだらない理由で聴かないのは
勿体無い。

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