2012年5月20日日曜日

すべての若き野郎ども

・MOTT THE HOOPLEのドキュメンタリー映画を観てきた
公開2日目に行ってきたよ。

MOTT THE HOOPLEというバンドは、グラムロックのカテゴリーの中では少々
異色な存在と言える。グラムロックは、"glamorous"なロックから来ている
が、その言葉の先には"camp"という単語に行き着く。これは、けばけばしい、
仰々しい、芝居がかった、などの同性愛的な行動を指す。例えば、David
BowieがZiggy Stardustを演じた、SF的、同性愛的な要素であったり、
T-REXの衣装や化粧がそうである。とは言え、Bowieから提供された
「All The Young Dudes」からA級グループの仲間入りという歴史を考えると
グラムロックと無関係でもない。

映画でフィーチャーされているのはIan Hunter在籍時だ。やはり、この人
抜きではMOTT THE HOOPLEとは言えない。格好良さ、ソングライティング、
作品を通しての主張、どれをとっても最高のロックシンガーなのだ。Ianが
加入してからもバンドの苦悩は続く。挫折しかけながらも『ALL THE YOUNG
DUDES』での成功を果たす映像は涙を誘う。続く作品も成功するが、Ianが
脱退するところで終わる。

僕はバンドのHR的要素が好きで聴き始めた訳だが、ブルージーな雰囲気を
纏っていることも気に入っているのだと思う。勿論、シンプルな
ロックンロールな曲も大好きだ。それに加えて、バンドのエピソードにも
事欠かない。つまり、ロックンロールのお手本みたいなバンドなんだろう。
That's all!


当ブログのタイトルが『すべての若き野郎ども』をパロってることから
MOTT THE HOOPLEが好きなのは分かるかと思うが、それだけにバンドが
過小評価されている現状が残念でならない。ロックンロールバンドの
栄光と挫折という歴史の観点からも、その後の世代のバンドに対する影響
というロック史の観点からも、この機会に見直されても良いと思うんだ。

・乳頭温泉まで耐久日帰りツーリング
土曜日の0000に出発して、上野で首都高を下りて、R4を北上。菅生あたりで
間に合わなくなりそうなので、東北道で盛岡まで。R46~R341で田沢湖畔。
そして妙乃湯に行き、再び湖畔に戻って味噌たんぽを食べてきた。
2313に横須賀帰着。
1400km走ったことになるんだが……。

・最近のプレイリスト
AT THE DRIVE-IN『RELATIONSHIP OF COMMAND』
TRIXTER『NEW AUDIO MACHINE』
DEPARTURE『HITCH A RIDE』
後藤邑子『ごとそん』

フジロックは行かないけど安かったので。
最近のNICKELBACKっぽい。
バンド名からしてJOURNEY風味。
ゴットゥーザ様の体調回復を祈念して。

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