2015年12月29日火曜日

Take A Breath

・ガチ秘境探検部 in 青ヶ島~実行(青ヶ島初日)~
これまで船にはソコソコ乗っているが、今まで一番の
揺れだった。ダージリンさんでも紅茶をこぼすレベルだ。
徐々に近づいてきて高まるテンション。








手前が集落で、緑のペンキを塗りたくったように見える部分が
取水場だな。しかしまぁ、こんな切り立った断崖の島に上陸
しようと思ったものだ。正直、この景色を目の当たりにしただけで
満足できてしまったので、着港できずに引き返しても良いかな
くらいに思っていた。というより、船着き場に波が被っている
のを見て、ダメだと思っていたら下船しろと言われて寧ろ驚く。










何はともあれ上陸してしまった。キャンプ場へ向かう前に
村役場で受付アンド水汲みを済ませなければならない。
村役場の方が船着き場で
「積み荷が下ろし終ったら、途中でピックアップしますけど……。
何時に終わるやら……。」
というワケで村役場を目指して歩き始める。








青宝トンネルを抜けた。
この辺りで住民の車に乗せてもらえた。受付を済まると、
やはりキャンプ場には僕だけ。9か所ある指定地のどこを
使っても良いそうだ。








水を汲む。
青ヶ島は2重カルデラであり、キャンプ場は内輪山の中腹に
ある。集落は外輪山の外側に位置する。つまり、役場から
キャンプ場まで、そこそこのアップダウンがある。先にキャンプ場へ
寄ってもらい、荷物を下ろしてきて正解だった。








キャンプ場へ向かうには、ふれあいサウナの標識を見落とさ
なければ良い。








キャンプ場の見取り図。
当然のように、辺りに街灯なんてものは存在しないので、
炊事場の明りを積極的に活用したいところ。よって、
設営場所は⑨にした。ただ、炊事場とは段差があるので
夜中にトイレへ行く時もヘッデンは必要だった。








設営完了。
この時点で15時なので、日没まではまだ時間がある。
丸山(内輪山)だったら回れると判断して、帰りにはサウナへ
寄る準備もして出発。








丸山遊歩道。








ひんぎゃ(火山噴気孔)から蒸気が。








お鉢での分岐。ここでは尾根道を進みます。
意外にも、しっかり整備されている。
山の向こうが海で、住所は東京か……。
感覚が追いついてこないや。










丸山展望広場より、中央奥に大凸部(おおとんぶ)を望む。
手前の建屋が東小屋で、机と椅子とひんぎゃが整備されている。
2回の朝飯はここで食べた。








ふれあいサウナ。
島外民は300円。今の時期は北寄りの風が吹くため、ひんぎゃの
熱が冷まされる。よって、そこまでは暑くない。逆に、夏は120 ℃を
超えるとか。

1730頃には真っ暗になるのを八丈島で経験済みなので、
テントに戻り、夕飯の用意を始める。メニューはアルファ米の
五目ごはん、缶詰の焼き鳥。焼き鳥をシェラカップに開けて
温めていると来客。








近づくと逃げるが、いつの間にか定位置に戻っているので
人慣れはしていない?夜中にはテント周りにも出没していた
ようであったが。

夕飯を食べ終わり、ぼんやり空を眺めていたが、いかにも
雲が多い。kindleで読書したり、ウトウトしてから外を眺めても
状況は変わらず。テント生活のせいか、船の揺れのせいか、
行動の割に疲労感があるので寝ることにする。

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