10 YEARS AFTER

気付かないうちに、当ブログは10周年を迎えていました。有象無象の
音楽ブログであったはずですが、購入する音楽CDも月1枚以下のペース
まで落としました。古い音源はamazonプライムでライブラリに放り
込んで聴けるので、音楽を聴かない日は今のところありません。

ライトノベルもだいぶ斜陽産業になりつつあるようですが、『ゼロの
使い魔』が完結したので、特に心残りはありません。エ□ゲ業界が
いまだに完全消滅していないところを見ると、ラノベ業界もまだまだ
生き残るのかもしれません。

この10年間で大きな出来事を振り返ると、やはり転職ということに
なります。2年ごとに異動し、研究開発から離れたところがターニング
ポイントだったような気がします。製造に異動してからは、世の中の
仕組みが垣間見えたことだけが収穫でした。自動車用懸架ばねの製造
方法を知っていても、世間では何の役にも立ちません。

酪農関係の仕事に就いて、1年を過ぎました。仕事自体も目にしたこと
すら無かったですし、雪国という居住環境も初体験でした（厳冬期は
最高気温がマイナスであることが普通）。牛が健康か不健康かを
見分けることも出来るようになりました。牛は「足が痛い」とは
言ってくれませんからね。こうなってくると、仕事に対して貢献感が
出てきます。人手が少ない業界ですから、特にそう思うのかもしれま
せん。生物を扱う業務ですから、休日というものは格段に減りましたが、
納期に頭を悩ますことは皆無なので、健康的な生活を送っていると
言えます。製造業から手を引いたのは英断だった、と振り返るのは、
次の十年後でしょうか。